チェルシーは、目が合うと
耳は垂れ耳になってシッポはブンブン・・・・。
一見するとその姿は可愛いけれど
私は哀れに感じる時がある。
そうしなければ
今まで生き抜いてくることが出来なかったかも知れない
と言う過去が彼女にはある。
私たち人間の手で、兄弟は捨てられ
私たち人間の手で、センターに通報され
私たち人間の手が、彼女達を育てた。
センターでの里親会では
仲間達に沢山の手が差し伸べられたかも知れない。
でも、チェルシーやその他3頭には
その手が届くことは無かった、、、。
その手を、、、どんな気持ちで見ていたのか
チェルシーの心を思うと辛い。
そして、私たち人間の手で処分しなくてはならない時
私たち人間の手が、受話器を握り
4頭の命を繋いでくれた。
私たち人間が手を差し伸べた時
チェルシーは死ぬ瞬間まで
耳を垂れてシッポを振らなければ生きていけないのか・・。
イヤだ、
そんな犬生にだけはしたくない。
チェルシーが自信を持ってシッポを振れるよう
そんな彼女の未来をお手伝いするのが
私たちの役目。
これから先、
チェルシーに届く全ての人間の手が
優しい手であって欲しいと願わずにはいられない。